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「一の位から計算してって言ってるのに大きい位からやる」「繰り下げたことを書き忘れてまた間違える」「上から借りてくるのに、そのまま小さい数から大きい数を引いてしまう」——筆算でこんな場面、ありませんか?

うちの長男も小学2年生のとき、まさにこれでした。何度教えても同じところで間違える。夏休みに特訓しても克服できず、一度は諦めかけたこともありました。

それでも根気よく続けた結果、2学期末〜3学期頃にようやく克服。3年生になった今も二桁の掛け算や割り算で筆算は必要になりますし、克服しておいてよかったと思っています。実際にやったことを正直にお伝えします。


どこで躓いていたか

長男がつまずいていたのは主に3つです。

一の位から計算しない

筆算は一の位(右)から順に計算するのが基本ですが、大きい位から計算してしまうことが多かったです。何度「一の位からやって」と言っても、なかなか直りませんでした。これだけで答えが全部違ってくるので、最初に徹底して教えておきたいポイントだと思います。

繰り下げたことを書き忘れる

繰り下がりのとき、上の位から借りてきたことをメモしておかないと忘れてしまいます。「書いておかないと忘れるよ」と伝えても、書かずに進めてしまい、そのまま間違える、というパターンを何度も繰り返しました。「面倒くさい」と思っているのか、書くという一手間をどうしても省きたがるんですよね。

借りてきたのに小さい数から大きい数を引いてしまう

「上の位から借りてくる」というルールは頭では理解しているのに、いざ計算すると借りてきた分を無視して、そのまま小さい数から大きい数を引いてしまうことがありました。わかっているはずなのに手が動かない、という感じで、これが一番直すのに時間がかかりました。


夏休みに頑張ったけど、一度諦めた

夏休み中に集中して取り組もうとしましたが、結局克服できませんでした。毎日少しずつ問題を解かせて、その都度「一の位から」「書いてから」と声をかけ続けましたが、なかなか定着しない。「もう無理だよ」と思ったのが正直なところです。

一度諦めた理由は、九九の学習が始まったからです。筆算と並行して九九もつまずくとまずいと思い、当時の優先順位として「今やっている九九を先にしっかり定着させる」ことにしました。

筆算を一時中断した判断は、結果的によかったと思っています。九九を先に固めたことで、その後の掛け算・割り算の筆算にもつながりました。焦って全部同時にやろうとするより、一つひとつ順番に取り組む方が子どもにとっても無理がないのかもしれません。

克服できたのは2学期末〜3学期頃。夏休みから数えるとかなり時間がかかりましたが、今でも100%完璧ではなく、たまに間違えることもあります。それでも全問バツということはなくなりました。計算は本当に積み重ねだと実感しています。


試したこと3つ

1. ぷりんときっず

無料でダウンロードできる計算プリントサービスです。繰り上がりあり・なし、繰り下がりあり・なしで問題が分類されているので、まずは「繰り下がりなし」から始めて少しずつステップアップできます。子どもの苦手に合わせて選べるのが便利です。

よかった点

  • 無料(広告を見ることが条件)
  • 繰り上がり・繰り下がりで分類されている
  • 印刷してすぐ使える

気になった点

  • 解答がないので、答え合わせは自分で計算する必要がある
  • プリンターがないと使えない
  • 印刷と答え合わせの手間がかかるので、我が家は途中でやめました

答え合わせを親がやらなければいけないのが地味に負担で、毎回「7+8は…」と計算しながら丸つけするのが続かなかったです。プリンターがある方、こまめに答え合わせできる方には十分使えると思います。

2. ChatGPTなどのAI

「小学2年生向けの繰り下がりのひき算を10問作って」と頼むと、すぐに問題を出してくれます。問題の数や難易度も細かく指定できるので、今日は簡単めに、今日は少し難しくという調整がしやすいです。

印刷してもいいし、問題の数字だけ手書きでノートに書いてあげる即席プリントとしても使えます。解答も一緒に出してもらえるので答え合わせも楽です。「答えも一緒に出して」と頼めばすぐ出てきます。

よかった点

  • 無料で使える(基本機能の範囲)
  • 問題の量や難易度を細かく指定できる
  • 解答も出してもらえる

気になった点

  • 毎回お願いするのが少し手間
  • 紙に書き出す作業が必要

3. 市販のドリル(一番続きやすかった)

結局、一番続けやすかったのは市販のドリルです。

毎回問題を用意する手間がなく、1枚ペリペリっとめくって渡すだけ。解答もついているので答え合わせも楽。問題が徐々にレベルアップする構成になっているので、無理なく段階を踏めます。最初は簡単な問題から始まって、後半にいくにつれて少しずつ難しくなっていくので、子どもが「できた」という感覚を積み重ねながら進められます。

お金はかかりますが、時間と手間が圧倒的に省けます。親の負担が少ない分、長く続けられるのが一番の強みだと思います。


まとめ

  • ぷりんときっず:無料で使えるが解答なし・プリンター必要
  • ChatGPT:問題と解答を一緒に出してもらえて手軽
  • 市販ドリル:お金はかかるが親の負担が一番少なく長続きしやすい
  • 克服には時間がかかったが、根気よく少しずつ続けることが大事
  • 一度諦めても、また戻ればいい

筆算の躓きは多くの子が経験することだと思います。うちも時間はかかりましたが、筆算は掛け算・割り算でもずっと使う土台なので、早めに向き合っておいてよかったと今は思っています。「まだできないの?」と焦る気持ちはわかりますが、少しずつでも続けていれば必ずできるようになります。同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。


通信教育のデジタル教材でも練習できる

プリントや市販ドリル以外に、通信教育のデジタル教材でも筆算の練習ができます。

こどもちゃれんじ・進研ゼミのAI国語算数トレーニングには「計算集中」という機能があり、筆算の問題も含まれています。印刷もダウンロードも不要で、デジタルスタイルで受講中の方は追加料金なしで使えます。消しゴムのカスも出ないので、サッと取り組みやすいのも助かります。

スマイルゼミのコアトレにも「ひきざん・ひっさん」という項目があるようで、同様に筆算の練習ができます。

すでに通信教育を受講しているなら、まずデジタル教材で練習してみるのもひとつの方法です。